2018年11月16日金曜日

山の人(ザコパネ)

ポーランドにいたころ、ザコパネの名前は毎週のように聞いていた。語学学校にいっていて、必ず週明けの授業で、休みのときは何をしていたかという質問がされて「旅行にいっ
ていた」「ザコパネにいっていた」と。とくに冬はスキー。私は足もなければスキーにもいかなかったけど、クラクフなど観光地に行くと必ずザコパネの空気を感じた。ザコパネの独特なデザインとか文化みたいなもの。外国人にすらわかるのだから、ポーランド人には特別なんじゃないかな? と思った。

ザコパネは、ポーランド(ポールって平原って意味で山など起伏がすくないんだけど、ザコパネだけは特別。グラ(山)の話はいつもザコパネだった。

スロバキアとの国境。ザグラニッツェ、山の向こうには外国がある。

ザコパネ・・・当時、なんでいかなかったんだろうと思う。クラクフまでは何度も言ってるのに。クラクフからザコパネはもう少しだったのに。ザコパネのためだけにポーランドにいきたい。

2018年11月15日木曜日

シラカンバ

長野県にいくと白樺をよく見る。美しい白い皮。
お世話になっているコスメメーカーさんがシラカバジュエキエキスをオリジナルで作っている。

精油はサリチル酸のすーはーする香り。

この白樺はスウェーデン全土にも分布していて北欧の暮らしに根付いている。
北欧家具デザイナー、ブルーノ・マットソンのテーブルやいすなどにも使われている。
材質がなめらかで柔らかいので、カトラリーやかごなど手工芸品にも多く使われている。



葉はウールの染料に、洗浄成分があるので衣類の洗濯にも使われていた。

長野の樹液はコスメに活用されていたけどこれをスパークリングワインにしたものがスウェーデンにはあるらしい。



2018年11月14日水曜日

グレン・グールド

ピアニストのお客様の妹さんがグレン・グールドを追いかけてカナダにいったブログを熱心に読んでいたことがあった。私のなかではグールドと名前をきくと、このかた。(マサコさん)をイコール式で作ってしまっているくらい。私はグールドをマサコさんによって知った。

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ピアニスト グレン・グールド 
天才。文字で書くと急になんだか安っぽくなるのはなぜだろう。
トロントにグールドはいた。

彼のエピソードの数々は「普通じゃない」という感想。

だけど私は変態が好きなので興味がわく。

「ホテルに夕食に呼ばれて、八時くらいに約束する。あった途端すごい勢いで話し始めて夜中の一時をすぎたころグレンがハッとするんだ。『あ! 何か食べる?』」って。

まーなんていうか、8時から1時まで話を聞いていたほうも聞いていたほうだと思うけど、なんだかすごい。

スピード狂のドライブ好きで移動は常に車。ダッシュボードに左足を乗せてハンドルを鍵盤のように弾きながら運転するんだ。大声で歌ってね! 街中でもお構いなしだったから速度違反のチケットを山ほどきられていたよ




7歳で王立音楽院に入学。13歳で初リサイタルを行い22歳NYデビューで世界に名前を知らしめた。(すごいイケメン)50歳で他界。

「グレンの追い求めた芸術は日常と切り離されたもの。ここ(トロント)ではない場所にあるものだったから」

「ここではない場所」それは、トロントから北に900キロアルゴマ地区。北米五大湖の一つスペリオール湖と清流アガワ川が無数の木々を養う森林地帯。

とくに「ワワ」という小さな町の周辺。グレンは1964年はじめてここを訪れる。
聖なる土地での癒しを求めてトロントから10時間車を走らせてやってくる。ホテルにこもって書き物をして過ごしていたらしい。ドキュメンタリーの構想、ライナーノーツ、記事など。

グレンだけでなく、平凡な人にとっても、こういう場所って必要なんじゃないかと思う。私もこういう場所がほしい。東京の日常から離れる場所。できれば一人で。

2018年11月2日金曜日

フィレンツェ中央市場

フィレンツェの中心のドゥオモ広場から歩いて10分くらいの場所にある中央市場。
様々なイタリアの食材が扱われていてとても楽しそう。
二階はフードコートで夜二時まで営業している。

こんなのあったらたまらないなー。ワインが1.5ユーロでコップについでもらえるとのことなので、ワインのみつつ、つまみを食べつつ・・・ずっと居ついちゃいそう。

ネルボーネというパニーノやさんは大人気とのこと。
私なんか駅でうってるサンドイッチですら「うまーーおいしーー」といってしまうのに、町の人が大好きで並んでゲットして食べているときくと、これはぜひ食べてみたい。

フィレンツェっていったことが何回かあるのだけど何したというわけではなく、旅行者として美術館いったり、町をぶらぶらしたりしただけ、しかもすごーい昔。
イタリアいきたいな。

2018年10月30日火曜日

ガストロノミー

「新しいごちそうの発見は人類の幸福にとって天体の発見以上のものである」
ブリアーサヴァラン「美味礼讃」

正直あったりまえじゃないか! と思う。天体は食えない・・・

なじみの味は人をリラックスさせ、その一方で人は新奇の味覚や触感の刺激を求める。

これは、山形県で必ず夏に各家庭でつくって食べる茄子漬を例に・・・
塩とミョウバンでつくる茄子漬の基本→これだよねというリラックス感
その茄子漬にカラシをいれてみた刺激→新奇の味覚や触感の刺激

こんな感じかしら。


それを行き来するのがガストロノミーの世界。(うわーわかりにくい!!)

世界の美食のトレンドであるコペンハーゲンのノーマ。
そのノーマではじめて蟻をだしたそうだ。(普通に食べてるところもあるらしいけど。ありは酸っぱくて、生薬の原料として関節痛やリュウマチに効果があるらしい。私はたべたことないです)

そのノーマで修業したシェフのトーマス・フレベル氏がイヌアというお店を(超有名店ですって。セレブの間では)オープン。
私の知りあいも数名イヌアにいって食事をしてきたそうです。(私はいってないので見聞きしただけ)

 オーストラリア系 お食事処

アルテア Altair restaurant

ナラナ narana

チャコール・レーン charcoallane


ブッシュタッカーという野生のアボリジニの食材が食べられる。人気がでてしまって、野生のブッシュタッカーが取りつくされて栽培種もでているそう。


2018年10月29日月曜日

この前いったおしゃれドトールの歴史

たまたま、そろそろランチにしようとなったときに通りかかった(ナビが示していた)デニーズはドトール農園となっていて、そこで食事。おしゃれドトールはこんなラテアートが施されている

たまたまみていた去年の雑誌2017年1.2月合併号のAGORA なんだけどこの前のお店が掲載されていた。おそらく取材は2016年の秋ごろなんじゃないかと予測される。
2015年12月3日(木)に、東京都世田谷区に「白ヤギ珈琲店 多摩堤通り店」ができましたと。
もともとはデニーズでデニーズから白ヤギさんになって白ヤギさんからドトール農園になったのね。

ちなみに星野コーヒーとパスタの五右衛門はドトールと同じ日レスホールディングスの経営。だから、わりと店舗が合体している。星野コーヒーの星野は社長さんのお名前。かっこいい名前ですね。お店の名前にしたってなんら違和感ない。

そう。で、この白ヤギ時代をしらなくていきなりおしゃれドトールに飛び込んでしまった私。

おしゃれラテ


じゃじゃっとランチのパスタをたべてじゃじゃっと上記のおしゃれラテをのんで退散しました。

うちからだと車でいかないといけない場所。アナゴ(夫)曰く、五右衛門よりパスタ美味しいんじゃない? と五右衛門丸つぶれなこといってました・・・

2018年10月26日金曜日

伊勢志摩 アマネム

日本書紀によると垂仁天皇(すいにんてんのう)の時代都のある大和で天皇と同じ御殿内に祀られていた天照大神は垂仁天皇の第四皇女・倭姫命(やまとひめのみこと)に託され鎮座の地を求めて諸国を巡り、伊勢の地へこられたという。

「是の神風は伊勢国は重浪婦する国なり、傍国(かたくに)の可怜(うま)し国なり。是の国に居らむと欲(おも)ふ」

 (伊勢国がすばらしいのでこの国にいようと思う)

これが伊勢淳隅の始まりであり倭姫命は伊勢神宮をこの地に拓(ひら)いた皇女となった。

海女さんがアワビをとり、イセエビもとれて、アコヤ貝からとれる真珠も有名。(真珠の御木本氏による養殖技術が確立されると真珠で有名になった。

そんな伊勢志摩にあるアマネムホテル
ぜひいちどお参りをしてここに泊まって温泉につかりたい。

2018年10月25日木曜日

メープルシロップのこと

楓の樹液からできるメープルシロップ。

カナダ南東部の一部でしかとれない。

カナダ歴史博物館

ざーっとwebをみただけですが、すごく面白そう!ぜひいってみたい!!

世界に150種類ほどあるカエデ類のなかでもメープルシロップを生み出すのは樹液にショ糖を多く含むサトウカエデである。
サトウカエデは冬を乗り越えるために夏に蓄えたでんぷんを糖に変えて冬は-30度になる厳しい寒さに耐える。そして春先の雪解け水を根から一気に吸い上げた樹液がメープルシロップの原料になる。樹液をとるのは早春の5週間。収穫した樹液は98%が水分で2%が糖分。水を煮詰めて40リットルの樹液から1リットルのメープルシロップができる。

土壌や環境によって風味が変わる。

オタワから南西に1時間。オンタリオ州no1のメープルシロップを生産するシュガーキャンプという小規模なメープルシロップ農家が多く点在するラナークカウンティ。春になるとオンタリオの人たちはごひいきのシュガーキャンプでできたてのメープルシロップをまとめ買いするらしい。

2018年10月22日月曜日

星をみる

石垣島、竹富島にいったときのこと。

石垣にある天文台にいった。天文台がしつらえられる理由というのがあるのだけど、やはり星がよく見えるからというのは大事な理由で、光があまりにも多い場所に天文台はない。ジェット気流で星がみえにくくなったりもしないほうがよいのでいろいろな条件が合致したのがこの場所とのこと。
我々は昼間にもいったけど夜の観測会にも参加した。夜は観測会の道のり、八重山のホタルがプカプカと飛んでいて幻想的だなと思った。

石垣天文台

竹富島は石垣島の観光にセットになっているようなところがある。日帰りでいける近い島なので、そのときは日帰りしてしまったけど、時間がゆるせばぜひ泊まりたい。

竹富島では自転車にのって島の中をぐるぐる走り、星の砂をお土産にもらって帰ってきた。コドモが小さいときだったのでできることが限られていたけどまたぜひ行きたい。




2018年10月21日日曜日

blablacar ブラブラカー

フランス発の移動システム ブラブラ(おしゃべり・ぺちゃくちゃ)カー。

blablacar

こういうのがあったら節約になるし、楽しいだろうなと思う仕組み。
たとえば、東京から山形の実家に帰ろうとして・・・
そのとき、日本だと、足がないときは、普通に新幹線予約するか高速バスを使うか・・・
になる。最近はシェアカーも普及しているけどこれもあくまでも自分が運転。
ブラブラカーは、どこどこにいくと登録した運転手さんに、目的地が合う人がジョイントしていく仕組みで高速やガソリンの代金をあとで清算(クレジット決済)する仕組みらしい。

まー、あんまり距離がながいと狭い空間しんどくなるかもしれないけど、一人でいくより安かったり、おしゃべりすれば新しい情報がはいってきたり、楽しいと思う。
便利だ、節約だし使いたいと思えば使えばいいし、一人になりたいと思えば使わなければいいのだから、自分次第のいいマッチングシステムだと思う。

たいていにおいて電車などを使うよりずっと安く移動できるらしい。これがフランスから今ヨーロッパ全体に広がっている。

ウーバーはフランスでも入っていくときに現タクシー運転手のすごい抵抗やデモがあって大変だったらしい。(今どうなったんだろう?)パリにいる知り合いが、渋滞とかデモが多いと嘆いていました。

2018年10月19日金曜日

フランクフルト クラインマルクトハレ

何かの呪文みたい。
フランクフルトにある公設市場。

海外にいくと、かならず市場か、市場が締まっていたら町のスーパーを散策するのがすきなので訪れる。
面白いものに出会えるし、旬のフルーツがあれば買って食べる。

東京にはこういう常設の青空市場みたいのは少ないので、地方にいったとき、道の駅にいつもよってその季節のその土地でできるものを買ってくる。

ここにもいつか訪れてみたいという意味でチェック印。