2019年10月19日土曜日

ロシア―モスクワ




夏に母がロシアにいった。ロシアとひとことでいってもやたら国土は広いのだけど、母がいくツアーだから不思議なところにはいかない。(ごく一般的なツアーなので)
なので、有名どころを押さえてきて、私に、スタバのタンブラーを買ってきてくれた。(マトリョーシカデザインでかわいい)



ロシアの公用語はロシア語である。
私は昔々ポーランドに少しだけすんでいて、ポーランド語を学校にいって勉強したけど、そこではじめて、「対格」という格を知った。(アキュザティブっていってた)もう、これが日本語にはないので、本当に難しく感じた。

ロシア語はやったことがないけど、なんとなくポーランド語と音がにている。
きっと対格もあるに違いない。あれはもう、頭で理解しようと思ってわかるものではないと思う。

また、ポーランド語にはない、ロシア語どくとくのキリル文字。これはもう記号やデザインにしかみえない。

ロシア帝国時代は宮廷はフランス語が公用語であり、貴族の強要にフランス語は不可欠であった。(だから、ロシア人の調香師がフランスで活躍したり、言語衝撃が少ないから往来があったのか)

ソ連時代になると、アメリカと世界を二極化したことで大国意識が強まり、アメリカへの対抗意識から国内はすべてロシア語化された。空港とホテル以外に英語表記はほぼなく、観光名所の多い国でありながら、旅行者にとっては非常にハードルの高い旅先になった。ソ連崩壊後もその状況は続いた。

モスクワはそれでも最近英語がでてきたらしい。乗換の案内に英語がかいてあったり、ロシア語だけだった路線案内「次は○○駅・・・」みたいのも、ロシア語のあと英語が使うように。

今私のまわりでロシア熱があつく、母もいったけど、友人もロシアロシアいっている。私はお土産のいくらを食べながら、自分もいつかシベリア鉄道にのる旅をしたいと思いを馳せるのでした。


2019年10月18日金曜日

オレンジワイン

白でも赤でもロゼでもないかすかに濁ったオレンジ色のワインがある。

名前や色から想像すると、さわやかかんきつ系ノートのワインかな? と思うけど、口に含めば独特な味わいに驚かされる。

ナッツのような味わいで肉魚チーズとも会う。6度から14度の間でおいしくいただける。オレンジワインは英語でも「umami」と表現される。
出汁やスープストックのような味わいを感じるものがおおいため。

鍋料理やウナギなどの日本食、納豆やキムチなどの発酵食品、とりみや粘り気のあるものとも相性がよい。

ジョージアを起源とするその歴史は何千年も前にさかのぼる。
地中にうめられた大きなつぼのなかでブドウを発酵させるというあまり人の手がかからない自然な方法でつくられていた。数年前にイタリアの生産者が作り始めて人気に拍車がかかり、最近の自然派ワイン人気もあいまって、オレンジワインの復活を後押しした。

オレンジワインは赤ワインの醸造方法で作った白ブドウのワイン。ブドウの皮や種も一緒に漬け込む。「スキンコンタクト」という工程を経てつくられる。そのときに抽出されるタンニンがワインを琥珀色にそめ、味に深みを添える。