2019年10月18日金曜日

オレンジワイン

白でも赤でもロゼでもないかすかに濁ったオレンジ色のワインがある。

名前や色から想像すると、さわやかかんきつ系ノートのワインかな? と思うけど、口に含めば独特な味わいに驚かされる。

ナッツのような味わいで肉魚チーズとも会う。6度から14度の間でおいしくいただける。オレンジワインは英語でも「umami」と表現される。
出汁やスープストックのような味わいを感じるものがおおいため。

鍋料理やウナギなどの日本食、納豆やキムチなどの発酵食品、とりみや粘り気のあるものとも相性がよい。

ジョージアを起源とするその歴史は何千年も前にさかのぼる。
地中にうめられた大きなつぼのなかでブドウを発酵させるというあまり人の手がかからない自然な方法でつくられていた。数年前にイタリアの生産者が作り始めて人気に拍車がかかり、最近の自然派ワイン人気もあいまって、オレンジワインの復活を後押しした。

オレンジワインは赤ワインの醸造方法で作った白ブドウのワイン。ブドウの皮や種も一緒に漬け込む。「スキンコンタクト」という工程を経てつくられる。そのときに抽出されるタンニンがワインを琥珀色にそめ、味に深みを添える。


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