2014年2月22日土曜日

祇園祭 山鉾の彩り(AGORA 2011年 7月)

P37  祇園祭 山鉾の彩りより 
32基の山鉾の先頭をいく長刀をつけた「長刀鉾」と、最後尾を務める「南観音山」に伝わるのが、ペルシャ帝国サフィヴィー朝の通称「ポロネーズの絨毯」」である。
イランのイスファハン製で、退色は否めないが、紅花による赤、そして黄、緑、はなだなど多彩な色が絹に染められている。ポーランド王室御用達の名品と推察される。 
鉾頭に18金の三日月をつけた「月鉾」には、イスラム文化の色濃インドのムガール帝国のラホールで織られた円形のメダリオンと花葉模様を表した真っ赤な毛織物段通がある。赤い色素をもつ昆虫、臙脂虫で染めており、保存もよくあざやかな真紅を保っている。

昆虫から染色する綿(絹)は本当に美しい色。ポーランドやらイランやらいろんな名前がでてくるけど、ポーランドに住んだ経験があったり、イスファハーンにも旅したことがあるのでなんとも一方的に親しみを感じる。

0 件のコメント:

コメントを投稿